Amazon primeで華麗なるギャッツビーを観た。
深夜に「サバ読み大作戦!」(邦題はダサいけど原題は「Younger」)がNHKでやってて、面白かったのでなんとなく見てたらセリフに「華麗なるギャツビー」が出てきて、そういえば数年前に映画やってたな...レオナルド・ディカプリオ主演で...アマプラにないかな...あった!
という流れで見ることに。
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全く事前知識なしで観た(原作本の表紙が人間の眼っていうのは知ってた)けども、思ってたより単純な話だった。
タイトルにあるギャッツビーを深掘りしていくミステリー系の話かと思っていたら(誰もミステリーとは言ってない)、なんと友情メインの話。主人公の従姉妹「デイジー」という女をギャツビーが何年も純粋に恋慕っていて、デイジーと再び出会うために様々な努力をし、ようやく出会ったもののデイジーの旦那と取り合うことになり...というストーリーなんですけど
デイジーという女がいかん.....ギャツビーが世にも珍しい純粋な心の持ち主なため、よりデイジーの、周りの人間の汚さが際立つ....
この映画を見た男の人は女が全員デイジーのような強かな女だと思わないでほしい、純粋に1人の人を思い続ける女もいますよ
ギャツビーが夜な夜な開催するパーティーが豪華絢爛で、さすがハリウッド!な映像なのですが、下品というか、本当にこんなパーティある(あった)んだろうか?と疑わずにいられないファンタジーな世界。欧米の人は本当にパーティーが好きだなと映画やドラマを見てて常々思うんですけど、パーティー疲れない?欧米の友達がいたら聞いてみたい
主人公のニックは劇中のセリフにも出てくるんですが「傍観者」。ストーリーに関して、大きな動きは全くしない、見てるだけ。でも唯一ギャツビーを理解して評価した人。
ギャツビーはいわゆる成金だけど、自分で紳士のような振る舞いを身につけ、周囲にもいい家の出身って思わせてる。常に高い理想を持って、それに近づくために努力してる素晴らしい人....なんだけど、デイジーの旦那のブキャナン氏には「所詮庶民」のようなことを言われ激昂してしまう(ここのレオの演技が素晴らしい、一瞬で頭に血が上っているのがわかって一流の俳優さんだと思った)
最後はとてもハッピーエンドとは言えないけど、1920年代のアメリカの混沌と儚さを感じられる、そしてレオの演技を見るべき!映画でした
最近、読書離れしてるので、原作の本も読んでみようかな