都会の夜の電車が嫌いだ
お酒を飲んだ人の呼気と体臭と汗、タバコ臭の混じり合ったにおいが充満して
いくら車両を変えても同じ
もちろんその空間が好きな人もいるだろう
なんで私がそのにおいを好きになれないかって、きれいな自分でいたいから、だと思う
自分はそんな大勢のいるところでもみくちゃにされてにおいつけてませんよ、っていう
でも一方で、楽しみの後で疲れて電車に乗っている人々を見て、その人たちのいた空間が好きじゃない自分が悲しくもなってくる
どうして寂しさを感じるのに、華やかな場所に行かないのだろう
もしも将来甘美な思いをして疲れて電車に乗る自分になれたら、それはもう自分じゃないのかも